今回のにこトークは感染症予防の点からオンラインで開催しました。この活動は年に2回、17歳以上の小児がん経験者やAYA世代(15~39歳)のがん経験者が、日頃の想いや悩みを気軽に話せるような場を目的として行っています。
今回の参加者は11名で、以前にこスマキャンプに参加していたけれど引っ越し等で会う機会が減っていた仲間も参加することができ、オンライン開催の利点を実感しました。参加者の半数近くが大学生だったので、前半は現在の感染症の影響による学生生活の変化や就職の難しさについて話を共有しました。後半は男女に分かれ、男性グループは恋話や大人になったと思う瞬間について、女性グループは仕事や就職が話題になりました。
私が印象的だったのは、世界小児がん学会に参加したJちゃんが将来の夢にインスピレーションを受ける経験ができたことを共有してくれた話でした。COVID-19の影響により生活が制限され孤立感を感じやすいなか、日本全国で将来に向けて頑張っている仲間の様子をうかがうことができ、ひとりひとり置かれている状況や条件は違うけれど、自分にできることを考えながら進んでいることを感じ、私も元気をもらいました。オンラインでの開催でしたが、しっかりとつながることができ楽しい時間を過ごすことができました。
運営スタッフ 今戸 江梨