2017 年12 月9 日に、記念すべき10 回目の「にこトーク」を行い10名が参加ました。今回は初めて会議室での開催の中、久しぶりのメンバーや初参加の方も集まり、懐かしくも新鮮な雰囲気でした。

まずは全員で自己紹介を行い、にこスマキャンプのことや学生時代の思い出など、いろいろなことを語り合いました。中でも小児がんを経験した人が、様々な職に就いたり、新しい家族ができたりする話は、まだ将来が漠然としている私にとって大きな自信になりました。

後半は、小児がん経験者が恋愛や結婚をする時、相手に病気のことをどのように伝えるか、という質問が出たので、全員で考えてみました。病気になったからこそ今の自分があるのだからそこを理解してほしい、理解してくれない人とは付き合えない、経験者同士が結婚したからといって互いのことを全てわかり合えるというわけではない、など様々な意見が出ました。他にも、闘病生活を笑い話にして伝えていること、親しさの度合いによって話したくないと感じる人がいること、間違った情報が伝わりそうで不安なこと、などが印象に残りました。

同じような世代が集まるにこトークだからこそ、思い出話に花が咲き、楽しい時間を過ごすことができました。今後も経験者が普段話せないことを話し合い、安心して過ごせる場所になってほしいと思います。

（運営スタッフ　山本 芙優）