8月8日(土)ににこスマキャンプをはじめてonlineで開催しました。
初めにはじまりの会を行いました。onlineということもあり話がちゃんと伝わっているか不安でしたが子ども達が分かりやすい反応などをしてくれたのでとてもやりやすかったと思います。
次に自己紹介ゲームをしました。どこでも参加できるということもあり小学生から大学生、社会人と初めて見る方々も沢山いました。
お話会では、年代ごとにグループに分かれ、昔話や最近何してるか、恋愛話などいろんな話をしました。コロナが流行ってた時期もあり県外のコロナの状況や学校、仕事の具合などを話しました。大学生組は友達に一回も会ってないってことにびっくりしました。
最後の終わりの会では、みんなの感想を聞いて、楽しくできたのでよかったなと思いました。歌はみんなで歌うことは難しかったけれどせいこうできたのでよかったとおもいます。
短い時間ではありましたが、離れていてもオンラインという形で仲間と繋がることができよかったと感じています。次のキャンプでは直接皆さんに会えることを楽しみにしています。
創作活動では、みんなの手形の中にお願いごとを書きました。ほとんどの人が友達と早く会いたいやコロナが早く落ち着きますようにとのお願いがされていました。早くコロナが落ち着き、来年はみんなで創作できたらいいなと思います。
運営スタッフ・キャンプリーダー 吉村昭紀
自己紹介ゲームでは「もしもボックス自己紹介」を行いました。自己紹介をしながら「もしも○○だったら」というテーマで1人1人文章を作って発表しました。最初の企画でうまくいくか不安でしたが、「コロナウイルス感染拡大が落ち着いたら福岡に遊びに行きたい」「虫が苦手だから、生まれ変わったら虫になって虫の気持ちを知りたい」など、独創的で楽しい話がたくさん出て、画面の中が笑顔でいっぱいになりました。
運営スタッフ 山本芙優
創作活動ではにこスマメッセージを行いました。自分の手形を取り、新しく始めたことや家で楽しめることなど4つのお題から選びメッセージを書いてもらいました。離れていても参加者全員の個性が出るメッセージやデザインを見ることができました。また、オンラインという初の試みでしたが、少しの時間であっても繋がることができ良かったと感じています。
運営スタッフ 小樋井麻衣
これまでのお話会はレクリエーションや食事を共にして、打ち解ける時間を過ごした後に行われていました。今回は初めてオンラインでの開催になり、自分の気持ちを安心して話すことができる場になるだろうか、会えない今だからこそ同じ小児がん経験者のつながりをどう感じてもらえるだろうかと始めるまでは不安に思っていました。
いざ始まると、画面上でも顔を合わせられたことと、なにより皆が笑顔で参加してくれたことで安心感をもって進めることができました。今回も年齢の近い参加者で小グループを作りグループトークという形で行いました。各グループで話された内容は学校の友達のこと、勉強や将来の夢、入院中の過ごし方や自粛期間どう過ごしていたかなどでした。小児がんを経験していない人でも共通する話題ですが、学校の友達には「帽子を脱いでもOKな関係だよ」という言葉が続き、勉強も通学できなかった期間や退院後も体力の低下があるからこそどう取り組むとよいかという小児がん経験者ならではの心配や不安が隠れています。そしてその隠れた思いも自然と共有できるところが、にこスマのお話会の良いところであり、お話会を支えてくれているサポートスタッフの皆さんなくしてはできないことです。本当にありがとうございました。
また今回オンラインで開催をして利点を感じることができたのは、全国に散らばった経験者が参加できたことです。以前は毎年のキャンプで顔を合わせていたけれど、ライフステージが進み参加が難しくなっていくなかで、心のどこかに「あの子どうしてるかな」という思いが繋がった会でもありました。また「友達を作りたい」という思いで参加してくれた子もいて、友達を作り最後は「楽しかったー!」と大きな声で教えてくれました。にこスマのお話会はオンラインであっても仲間と出会う場になれたことがとても嬉しかったです。
運営スタッフ 今戸江梨