春夏合わせて17回目となる「にこスマキャンプ2017.夏」を8月19日~20日に行いました。ここ数年、にこスマキャンプの日はいつも青空なのです。みんな、わくわくどきどきをしながら「ふれあいの家南筑後」に集まりました。はじまりの会を終えて、「あなたのなまえを教えてちょーだい!」とのかけ声でキャンプはスタートしました。最初は緊張していた子どもたちも、大声で仲間の名前を呼び合うことで、少しずつキラキラした笑顔がこぼれてきました。
お昼は、毎年ご支援いただいているコストコホールセールジャパンさんによる美味しく素敵なバーベキューです。手を合わせて「いただきます!」といった瞬間、お肉の争奪戦が始まりました。年々、子どもたちがたくさんごはんを食べてくれるようになり、スタッフ一同、子ども達の成長をうれしく感じています。
バーベキューの後は、お話会を行いました。各班、心理士さんを中心にして、子どもたち自身が毎日の生活で感じていること、学校のこと、病気のこと、将来のことについてお話をしました。子どもたちは、仲間の話を聴き、「うん。うん。」とうなずきながら、自分の言葉で少しずつ話を紡いでいました。私たちが考える以上に、子どもたちは色々な思いを持っていることに気付かされる光景です。
夜は、栄養士さんたちが作ってくれた美味しいチキンライスの夕ご飯でした。そのあと、キャンプファイヤーや肝試しをする「にこスマナイト」をしました。ドレミの歌やホルディアクックなどにあわせて、ほのぼのした歌からは想像できないほど、子どももサポートスタッフもアクティブに身体を動かしました。そして、今年はなんと3年ぶりの肝試しの復活でした。肝試しツアーへ出発した子たちの楽しそうな悲鳴が聞こえてきます。興奮冷めやらぬまま、1日目はあっという間に過ぎていきました。
2日目もすっきりとした青空が広がっていました。ラジオ体操、美味しい朝食、掃除を終え、次は「オリジナルデザインTシャツをつくろう」です。Tシャツの表には、自由に好きなデザインを、そして背中の方には、2日間一緒に過ごした仲間からのメッセージをお互いに書き合いました。人間列車のごとく、子どもとスタッフが1列に並んで背中に書く姿は、この2日間でできた絆のように見えました。
お昼ご飯の流しそうめんをした後は、「お楽しみタイム」です。ごろごろしておしゃべりする子、魔のクイズ王に挑戦する子、謎の未確認物体スクイーズづくりをする子、などそれぞれ好きな場所でのびのびと過ごしました。
キャンプの最後は「またねの会」です。この2日間で感じたこと、思ったことを班で共有しました。子ども班長として頑張ってくれた子、普段よりも自分らしさを発揮できた子など、1人1人の輝きをみんなで再確認することができました。
今年の夏キャンプでは、昨年度までキャンパーだった子が新たに運営スタッフとして活躍してくれました。1泊2日という短い時間ですが、多くの人の力でつくられたキャンプは大切な何かを育てているんだなぁと感じました。また皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。
(運営スタッフ 齊藤 ゆり)